Googleはコアアルゴリズムアップデート後よりExpertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、Trustworthiness（信頼性）をWebページの評価をする際に重要視している。

E-A-Tとは次の3つのことです。

１．Expertise：専門性

Webサイトやコンテンツの作成者が特定の分野の専門家として認められる性質を持っているか？

２．Authoritativeness：権威性

Webサイトやコンテンツの作成者は、特定の分野において多くの人に認められている存在であるか？

３．Trustworthiness：信頼性

Webサイトの運営者およびWebサイトの内容自体が信頼できるか？

SEOで重要視されるのはWebサイトおよびコンテンツの「専門性」です。

専門性を強化してSEO効果を上げるためには、以下の２つの施策が有効です。

特定のテーマに絞って情報発信をすることで、自社および自社Webサイトの専門性を向上させることにつながります。

基本的には１サイト１テーマに絞って運営することが望ましいでしょう。

雑記帳のようなサイトはテーマが分散されてしまうため、SEO効果を考慮すると得策とは言えません。

新規でサイトを立ち上げる際一番悩ましいのはテーマ設定です。

例えば「不動産売却」「マンション購入」などといった大きなテーマを選んでしまうと、競合サイトといかに差別化をするかを入念に考える必要があります。

また、その分野での発信が多ければ多いほど、自社よりもさらに専門性の高いサイトが出てくることも考えられ、中々上位を勝ち取りづらくなる可能性も出てきます。

そこで、まずは競争率の低いキーワードで上位表示を目指してコンテンツ一つ一つの評価を高めて、最終的に競争率の高いキーワードで上位表示を狙うことをお勧めします。これは、ロングテールSEOと呼ばれる手法です。

ただ、闇雲に競争率の低いキーワードを単発で上位表示させても、最終的な目標キーワードの上位表示を目指すことは難しいので、

①　最終的な目標キーワード

②　①に関連するキーワードで、競争率が低いもの

③　①と②のコンテンツをどのように展開していくか

上記３つの着眼点を元に、一度自社の強み・弱みや競合サイトの分析を徹底的に行い、戦略的なコンテンツ設計をすることが望ましいでしょう。

GoogleにWebサイトやコンテンツの専門性を明示するのに効果的なのが「内部リンクの活用」です。

例えば、「青葉区青葉台の不動産売却について」というコンテンツを作成した際、不動産売却についての詳細解説をしたページに遷移してもらうようにリンクを貼ることで、サイト内コンテンツの関連性が高いことをクローラーに認識させることができます。

これを続けていくと、Googleに専門性の高いサイトであると評価されやすくなる傾向があります。

Webサイト・コンテンツの権威性を高める方法は以下の６つです。

１．著者名・会社名などの運営者情報を詳細に記載する

誰が、どの会社がコンテンツを作成したのかがわかるようにはっきりと明示しましょう。

２．専門家や有識者に取材する・監修を受ける

コンテンツ制作にあたり、そのテーマの専門家や有識者に取材をすることも効果的です。

専門的なコンテンツを制作するにあたっては、特に有効といえるでしょう。

３．権威性のあるWebサイトから被リンクされる

そのテーマにおいてトップクラスといえるような権威性の高いWebサイトから被リンクされることで、被リンクを受けたサイトも権威性を高めることができます。

コンテンツ制作だけでなく、その存在を知ってもらうような情報発信を心掛けましょう。

４．サイテーションを獲得する

サイテーションとは「インターネットやSNSなどで他の人から自社名やサービス名などを言及されること」を指します。

被リンクとはなりませんが、他のメディアで他者から評価を受けることも権威性を高めることが可能です。

５．出典・引用元など記事の論拠を明記する

権威性を高めるためには、情報の出展や引用元を明記することが重要です。

役に立つ情報であっても、出典がわからなければユーザーはその情報を信用できません。

ユーザーファーストの考え方に基づき、ユーザーからの信頼性を得られるよう、出典・引用は官公庁や研究機関等の権威性のあるサイトやコンテンツを選ぶのがポイントです。

６．定期的に記事を更新する

権威的だと判断されたWebサイトも、一定期間更新がないと情報が古いと判断されて権威性を欠くことになりかねません。権威性を維持するためには、記事を定期的に更新し続けることが大切です。

新規記事だけでなく、ニーズの高い記事のリライトも行うようにしましょう。

信頼性を高める方法は、上記の専門性・権威性を高めるポイントと通ずるものがあります。

その中でも、特に意識しておきたいポイントをまとめました。

１．運営者の情報を掲載し安心感を与える

サイト運営会社の基本情報や理念、沿革など掲載し信用を得ましょう。

また、どんな人が発信しているのか分かるように、資格情報やプロフィールは掲載しましょう。

２．誤字脱字が無いようにする

コンテンツに誤字脱字があるとユーザーの信頼性を落としてしまうため、当然ながら徹底するポイントです。

不動産クラウドオフィスは不動産専門のホームページを提供しています。

物件を登録する毎にコンテンツも追加され、継続していくと専門性の強いWebサイトを育てることができます。

ホームページは作って終わりではなく育てるものです。

SEO対策は一朝一夕にして成りません。

根気強いメディア運営を心掛けていきましょう！