Googleは人々のお金や健康、生活に大きな影響を与えるジャンルを扱うページを他の領域と比較して厳しい品質の基準を設けている。

Googleは、YMYLジャンルにおいては特にコンテンツ評価を厳格にしています。

YMYLジャンルとは、お金や健康といったユーザーの生活や人生に大きな影響を与えるジャンルを指します。

YMYLジャンルにおいて、E（専門性）-A（権威性）-T（信頼性）を満たさないコンテンツは著しく順位を下げ

ることになります。

Googleの品質評価ガイドラインでは、YMYLのジャンルを７つに分けて説明しています。

■ニュース、時事問題（国際問題や政治ニュースなどが対象）

■政府、法律、公的なこと

■財務（投資や税金、ローン、銀行など）

■健康と安全（医療問題、薬など）

■特定の集団（宗教、性別、障害など）

■ショッピング（オンライン上での商品やサービスの検索・購入・決済など）

■その他（人々の生活に大きく関わるもの、フィットネス、職業・大学選択、防災情報、栄養学など）

一つ留意したいのは、YMYLの対象はその時の情勢や人々の関心に伴って常にアップデートされているということです。

例えば、2019年にGoogleの品質評価ガイドラインが改訂され「ヘイト対象になりやすい集団に言及するコンテンツはYMYLの対象である」と明確に定義されています。これは、ヘイトスピーチが話題を集めたことが影響しています。

健康やお金に関することがYMYLの代表格ですが、常にアップデートされ続けるものであることは念頭に置いておきましょう。

YMYLジャンルについては前述の通りですが、不動産に関わるコンテンツもYMYLジャンルに該当します。

その為、コンテンツのE（専門性）-A（権威性）-T（信頼性）を厳しく評価されることになります。

記事を書く際も、コンテンツ提供者がどのような会社（人物）なのかを具体的に明示し、信頼性を担保するために宅建士以外の国家資格保有者であればそれを併記するといった工夫を行う必要があります。