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不動産会社がSEO対策を軌道に乗せるためにトラフィックを増やす方法

不動産会社がSEO対策を軌道に乗せるためにトラフィックを増やす方法

不動産会社がSEO対策を成功させるためにトラフィックは重要です。

検索上位を目指すために、日々の活動でトラフィックを増やすことを意識しましょう。

トラフィックとは

トラフィックとは、日本語に訳すと「交通量」のことです。

Webサイトへ訪問される回数のことであり、「アクセス数」とも言います。


SEO対策ではトラフィックの増加が重要な指標とされており、日々トラフィックを増やす活動を行わなければなりません。


2012年以前は被リンクの数が多ければ評価されていた

2012年以前のSEO対策では、外部サイトからの被リンク数が重要な指標とされていました

とにかくリンクされる数が多ければ順位が上がっていたため、リンクを有料で購入したり、「相互リンク」のようにリンクを貼り合う行為が横行しました。


しかし、被リンクを基準にすると内容の薄いサイトも上位に表示されてしまうため、品質の高いサイトばかりではありませんでした。


2012年のペンギンアップデート以降はコンテンツの質が評価されていた

2012年のペンギンアップデートにより、Googleは被リンクの数よりコンテンツの質を評価するようになりました

専門性の高い内容でページ内の情報量が多ければ、検索上位に表示されるようになりました。

そのため、検索キーワードをページタイトルやページ内に増やす活動が推奨され、より文字数の多いページやサイトが評価されるようになりました。


しかし、専門知識を持っていない外部のライターなどを活用して、キーワードを詰め込んだ記事を量産する行為が横行しました。

その結果、内容の信憑性が低いサイトが上位に表示され、誤った情報でユーザーに誤解を与えてしまうことになり、一時期社会問題となりました。


2018年以降のコアアップデートにより、トラフィックの重要性が高まっている

2018年以降に実施されているコアアップデートにより、ユーザーの検索ニーズを満たすサイトが評価されるようになりました

つまり、被リンクの数やコンテンツの中身だけでは、ユーザーにとって有益な情報か判断できないため、トラフィックが益々重視されるようになってきています

実際にサイトを訪問している人の数が多ければ、ある程度の信憑性と品質は担保されていると判断されるようになったということです。

トラフィックが多いサイトは人気である

実店舗に例えると、トラフィックとはお店に訪問しているお客さんの数です。

常にお客さんでいっぱいのお店は、人気店であると周囲にも認知され、評判が良くなります。


Webサイトはネット上のお店であるため、SEO対策においても同じことが言えます。

トラフィックの多いWebサイトは人気であり、検索サイトの評価も高くなる傾向にあります。


ポータルサイトや大手不動産会社の検索順位が高い理由の一つに、トラフィックが多いことが挙げられます。

TVCMや広告などで多くのトラフィックを獲得しているため、検索結果の上位表示に成功しています。


人に見られていないサイトは人気がなく順位が上がらない

トラフィックが少ないサイトは人に見られていないということであり、人気がないと判断されます

特にWebサイト立ち上げ時は、サイトの存在が誰にも知られておらず、Googleからの評価も低い状態です。

ページや物件を増やしても、サイトを見てくれる人が少ないとGoogleからの信用も得られず、中々順位が上がりません。


立ち上げたばかりのWebサイトでSEO対策を始めていくために、まずはトラフィックを増やす活動を行いましょう。

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不動産サイト立ち上げ時に
トラフィックを増やす方法

トラフィックを増やすには、とにかくWebサイトにお客さんを呼び込む必要があります。


実店舗でも、お店にお客さんを集客するためには、様々な活動を行っていると思われます。

人通りの多い場所に店舗を構えたり、チラシや広告でお店の存在をアピールすることで、お客さんの目に留まります。

Webサイトも同様で、作っただけでは誰も存在を知らないため、日々サイトに呼び込む活動を行う必要があります


不動産サイトでトラフィックを増やす具体的な方法について、解説していきます。


自社サイトへのリンクを増やしましょう

リンクとは、外部サイトから自社サイトへ直接遷移させる文字やボタンのことです。

多くの人が訪問しているサイトに、自社サイトへのリンクを設置することで、トラフィックを自社サイトへ向けることができます。

ネット上にリンクを増やす活動を行うことで、トラフィックの増加につながります。


不動産会社がコストをかけずリンクを増やす方法としては、次のような活動が挙げられます。


ポータルサイトや団体サイトなどの外部サイトからリンクする

各種ポータルサイトを利用している場合は、会社紹介ページや物件ページから、自社サイトへリンクを設置しましょう。

ポータルサイトは検索順位が高く、多くのトラフィックが見込めるため、リンクを設置することで自社サイトのトラフィック増加が期待できます。


また、所属している宅建協会などの団体サイトでも、リンクの設置が可能な場合があります。

自社の顧客がいそうなサイトにリンクを設置することで、自社サイトへのトラフィックを生み出すことができます。


関連のないサイトからのリンクは無効

一昔前に、「相互リンク」というお互いのサイトにリンクを貼り合う行為が流行しました。

当時は検索サイトの精度が低く、外部からのリンク数を評価の基準としていたため、関連がなくともリンクを貼り合っていました。

現在は、関連のないサイトからのリンクは評価されませんので、不動産に関連のあるサイト、自社の顧客がいそうなサイトからのリンクのみ、増やすことを心掛けましょう。


SNSへの投稿にリンクを埋め込む

自社で運営するツイッターなどのSNSに投稿する際、自社サイトへのリンクを埋め込みます。


具体的には、新着物件をサイトに掲載した際に、物件概要とセットで物件詳細ページのURLをSNSに投稿します。

そのSNS投稿を閲覧した人が、投稿内のリンクをクリックして自社サイトへ訪問します


同様に、サイト内のブログにお役立ち情報の記事を作成した際に、ブログ記事のURLをSNSに投稿します。

その他、イベント情報など、詳細を見たくなるような情報をサイトに掲載した場合は、URL付きでSNSに投稿するとクリック率が上がります。

SNSからのトラフィック

SNSのフォロワーを増やすことも重要

フォロワーが少ないSNSにこれらの情報を投稿しても、あまり効果が見込めません。

投稿をできるだけ多くの人に見てもらえるように、SNS側ではフォロワーを増やす活動も行いましょう。


Googleビジネスプロフィールからリンクする

Googleで会社名などで検索した際に右側に表示される会社情報を、「Googleビジネスプロフィール」と呼びます。

GoogleビジネスプロフィールにはHPへのリンクを設置できますので、新しくサイトを開設した際はGoogleビジネスプロフィールの作成と、自社サイトへのリンクを設置しましょう。


Googleが運営している法人向けのサービスですので、一定の信用が得られ、会社名などで検索された際に自社サイトを見てもらえる可能性が上がります


まだ会社情報を登録していない場合は、必ず登録するようにしましょう。

Googleビジネスプロフィール説明

日々の営業活動からアクセスを集めましょう

リンク以外の方法として、日々の営業活動を通して自社サイトにアクセスを集める活動が推奨されます。

トラフィックが重要視されてきていることもあり、チラシを配る、会社名で検索させる、メールを送るなどの日々の営業活動がSEO対策に直接結びつくようになってきました


ここでは、具体的にトラフィックを増やす活動の一例をご紹介します。


名刺にQRコードを埋め込み配布する

顧客や取引先に直接手渡しする名刺を活用しましょう。

自社サイトのURLは記載されていると思いますが、わざわざURLを入力してサイトを閲覧する方は少ないです。

スマホが普及した現代では、手間をかけないようQRコードを設置することが効果的です。

読み取るだけで簡単にアクセスできるため、手軽にWebサイトへ訪問してもらえることが期待できます。

QRコードを名刺に埋め込んでいる会社はまだ少ないため、差別化にもつながります。


名刺を手渡しする際は、自社サイトでどのような情報を発信しているかも伝えて手渡すと、見てもらえる確率が上がります。

名刺にQRコードを埋め込む

物件図面やチラシにQRコードを埋め込む

顧客や取引先に手渡しする物件図面や物件案内書に、物件ページのQRコードを埋め込みましょう。

写真や地図など、もっと詳しい情報を知りたいと思った場合に、QRコードを読み取って自社サイトへ訪問されます

店舗の窓などに掲載する物件資料にもQRコードを埋め込むことで、通りかかった見込客が気軽にサイトで物件情報を調べられます。


ポスティングや折込チラシも同様に、物件ごとのQRコードを設置しましょう

気になった物件の詳細ページへダイレクトにアクセスできますので、トラフィックの増加と成約率の向上にもつながります。

会社情報欄には、会社名での検索やサイトのQRコードを設置することも、トラフィックの増加につながります。

チラシにQRコードを埋め込む

現地看板から会社名で検索してもらう

物件を案内するチラシや現地看板に、会社名などの検索キーワードを掲載しましょう。

写真や地図など、もっと詳しい情報を知りたいと思った場合に、会社名で検索してWebサイトへ訪問します。


気になる物件があっても、よほど急ぎで物件を探していない限りは、チラシや看板を見ていきなり電話をかける顧客は少ないです。

気になった物件は、問合せ前に物件詳細や会社情報・スタッフ情報をWebサイトで調べます


電話番号やメールアドレスだけ掲載している場合は、サイトの存在が認知されませんので、必ずサイトアドレスと検索キーワードを掲載するようにしましょう。


Webサイトのアドレスだけ掲載している場合は、わざわざURLを打ち込まなければならないため、訪問確率が下がります。

視覚的に検索キーワードを促すことで、すぐに検索できることを連想させ、訪問確率が上がります



顧客にリンク付きのメールを送信する

顧客のメールアドレスを入手している場合は、メールでリンクを送信する活動も行えます。

メールにPDFの物件資料を添付するよりは、文面内に物件詳細ページのリンクを差し込むほうが、トラフィックの増加につながります。

いつでもリンクが差し込めるように、自社サイトには物件を登録しておきましょう。


物件紹介以外にも、SNSと同様にブログのお役立ち情報やイベント情報なども、リンク付きで送付するとよいです。

顧客にとって有益な情報をメール送信することで、メール内のリンクをクリックし、Webサイトへのトラフィックが発生します。

URL付のメールを送信

手間をかけずトラフィックを増やすには

上記のような活動を日々行うことで、トラフィックが増えSEO対策にいい影響をもたらします。

しかし、従業員が少ない小規模不動産会社ではリソースが限られているため、これらの活動を続けることは簡単ではありません。

できるだけ手間をかけずに、トラフィックを増やす工夫が必要です。


不動産クラウドオフィスでは、Webサイトへのトラフィックを簡単に増やすための機能が備わっています。

上記のような活動の一部を自動化することで、手間をかけずにトラフィックを増やすことが可能です。


物件やブログをツイッターに自動投稿します

新着物件を登録しWebサイトに公開すると、物件情報を自動でツイッターに投稿します。

投稿内容には物件詳細ページへのリンクが自動で挿入されるため、自社サイトへのトラフィックが増加します。

通常は1件ずつ手作業でツイートを作成しなければならない活動を、自動化することでSNSの運用が楽に行えます


お役立ち情報などのブログ記事を公開した場合も、ツイッターに自動投稿する機能を公開しています。

わざわざツイッターにリンクを貼り付けなくてもブログ記事に誘導が行えます。

物件やブログをツイッターに自動投稿

図面やチラシにQRコードが差し込まれます

物件を登録すると、ボタン一つで図面(物件案内書)が出力できます。

物件をWebサイトに公開していると、その図面に自動的にQRコードが印字されます

そのまま顧客や取引先に手渡しできますので、わざわざQRコードを埋め込む手間が省けます。


ポスティングや折込用に複数物件が掲載されたチラシも出力可能です。

その際も物件ごとにQRコードが埋め込まれますので、Webサイトと直結する広告チラシがすぐに作成できます


各物件やサイトトップのQRコードは、システム内から簡単にダウンロードできます。

名刺やチラシなどを自社で作成する場合も、Webサイトと連動するQRコードの活用が簡単に行えます。

画面やチラシにQRコードが差し込まれる

まとめ

今回は、トラフィックを増やす様々な方法について解説しました。


SEO対策において、トラフィックの重要性が益々高まっています。

特に、ローカルビジネスである不動産仲介業の場合は、ローカルエリアからのトラフィックを増やすことが、Googleからの評価が上がる指標の一つとなります。


いかに地元の人にWebサイトを見てもらえるかを考え、日々の活動をトラフィック獲得につなげていきましょう。


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